昭和22年 昭和天皇 巡行(行幸)~仙台七夕

昭和天皇は、1945年の太平洋戦争敗戦の翌年から、神奈川県を皮切りに全国へ
戦後の混乱する日本国内を昭和天皇が直接視察し、復興に携わる国民を「激励」し、
戦災者や戦没者遺族などを「慰問」するため「戦後巡幸」をなされました

<東北巡行、仙台市民は七夕飾りで歓迎>
1947年 昭和22年 東北6県巡行の中 8月5日~7日は仙台に
(仙台、塩釜、松島、石巻、女川、古川、荒雄、築館、若柳)

8月5日午後5時10分、仙台駅到着(駅前を埋めた市民が「君が代」の大合唱 県庁バルコニーから2万の市民に挨拶をいただき 6日は東一番丁 大町五丁目 新伝馬町 名掛丁 二十人町などの街並みに 短冊、くす玉、吹き流しの仙台七夕飾りを掲げて歓迎しました
買うべき紙などの材料も不足している時代 其々があるもので工夫し飾りものでいっぱいにしました
8月6日お召し車は一本杉の伊達邸を出て、荒町にさしかかると、一軒のこらず目の前いっぱいの七夕飾りが立ち並びそのみごとさは迎える市民でさえ感無量になるほどでした

のちに 昭和天皇は、昭和21年から29年の9年間にわたり全国を巡幸されました